フィンランドの祝日・休日は、日本とは大きく異なります。旅行前に知っておくと役立つ基礎知識として、移動祝日や旗日、お店の営業時間、注意点などを解説します。
フィンランドの祝日・休日について
フィンランドの祝日は、フィンランド語で「juhlapyhä」(ユフラピュハ)や「pyhäpäivä」(ピュハパイヴァ)と呼ばれます。これらの祝日の多くはキリスト教の伝統に深く根ざしているため、日本人にはあまり馴染みがありません。
フィンランドの法律で定められた祝日は年間11日ですが、多くの企業や公共機関が休業するクリスマス・イブや夏至前夜祭のような「事実上の祝日」を含めると、休日は年間13日となります。キリスト教の最重要祝日である復活祭(イースター)が、「春分の日以降の最初の満月の次の日曜日」と毎年変動するため、他の多くの祝日もこの復活祭を起点に日数が計算され、連動して日付が変動します。
キリスト教関連の祝日(10日)
- 公現祭(Loppiainen)
- 聖金曜日(Pitkäperjantai)
- 復活祭(Pääsiäispäivä)
- 復活祭後の月曜日(Toinen pääsiäispäivä)
- キリスト昇天祭(Helatorstai)
- 聖霊降臨祭(Helluntaipäivä)
- 夏至祭(Juhannuspäivä)
- 諸聖人の日(Pyhäinpäivä)
- クリスマス(Joulupäivä)
- 聖ステファノの日(Tapaninpäivä)
キリスト教関連ではない祝日(3日)
- 新年元旦(Uudenvuodenpäivä):毎年1月1日。グレゴリオ暦における新年の始まりを祝う日です。
- メーデー(Vappu):毎年5月1日。労働者の日であり、同時に春の訪れを盛大に祝う日でもあります。
- 独立記念日(Itsenäisyyspäivä):毎年12月6日。1917年にフィンランドがロシア帝国からの独立を宣言したことを記念する、フィンランドで最も重要な祝日です。
旗日(国旗掲揚日)とは?
フィンランドの祝日を理解する上で、もう一つ重要なのが「旗日(国旗掲揚日)」、フィンランド語で「liputuspäivä(リプトゥスパイヴァ)」と呼ばれる日の存在です。旗日とは、「国旗掲揚に関する政令(Valtioneuvoston asetus liputuksesta Suomen lipulla)」という法律によって国旗を掲げることが定められている日のことです。旗日は、フィンランドの歴史や文化、国民のアイデンティティを象徴する、非常に重要な日とされています。
旗日は、1年におよそ20日ほどあり、すべての祝日は旗日となりますが、旗日の中にはシベリウスの誕生日のように、国旗は掲げられるものの休みではない記念日も含まれます。つまり、「祝日は必ず旗日」ですが、「旗日が必ず祝日」とは限りません。
フィンランドの休日制度と旅行での注意点
フィンランドでは、日本の企業と同様に週休二日制が一般的です。しかし、祝日が週末(土曜日や日曜日)に重なった場合でも、日本のような振替休日の制度はありません。そのため、週末に祝日が重なると、平日の休みは減ることになります。祝日となる日は、明確な法律や規則に基づいて決まっているため、毎年政府が改めて発表することはありません。
祝日の日には、街中の多くのショップや銀行、公共交通機関が休業します。特に日本人旅行者が注意すべきは、スーパーマーケットやレストランの営業時間が大幅に短縮されたり、休業する店が多くなることです。ただし、観光地の中心部やホテルに併設されたレストランは営業している場合も多いため、事前に確認しておきましょう。

日本とフィンランドとの時差、サマータイム
フィンランドは東ヨーロッパ時間(EET)を採用しており、日本との間に7時間の時差があります。日本の午後16:00がフィンランドの午前09:00となります
また、フィンランドはサマータイムを採用しているため、サマータイム期間中の日本との時差は6時間となります。
2025年にサマータイムが実施されるのは2025年3月30日(日)~2025年10月26日(日)の期間です。
正確には2025年3月30日(日)3時0分に時計の針を1時間進めて4時0分にします。そして2025年10月26日(日)3時0分に時計の針を1時間戻して2時0分にします。
2025年フィンランドの祝日 / お祭り / イベント カレンダー
以下、2025年のフィンランドの祝日、旗日、さらに主要なお祭り、記念日、主要なスポーツイベントや文化的行事を網羅しました。フィンランド旅行にお役立てください。
※赤字が、国が定めたフィンランド全土の祝日です。
- 2025年1月1日(水)新年元旦 / Uudenvuodenpäivä
- フィンランドでも日本と同じく、グレゴリオ暦の新年元旦は祝日です。前日の大晦日に盛大なパーティーや花火で新年を迎え、この日はゆっくりと過ごすのが一般的です。静かな雰囲気の中、家族や友人と新しい年の始まりを祝います。
- 2025年1月6日(月)公現祭(三王来朝) / Loppiainen
- 新約聖書に出てくる「東方の三博士(三賢者)」が、幼子イエスのもとに来訪したことを祝う日です。フィンランドではクリスマスツリーを片付ける日とされており、クリスマスの終わりを告げる日でもあります。
- 2025年1月8日(水)〜1月12日(日)ルクス・ヘルシンキ / Lux Helsinki
- ヘルシンキ市内の建物や公共空間が、色とりどりの光のインスタレーションで彩られる光の祭典です。
- 2025年2月5日(水)ルネベリの日 / Runebergin päivä
- フィンランドの国民的詩人、ヨハン・ルードヴィーグ・ルネベリの誕生日を記念する旗日です。この日には、ルネベリの妻が考案したとされる、アーモンド入りの「ルネベリタルト」を食べるのが伝統となっています。
- 2025年2月14日(金)バレンタインデー / Ystävänpäivä
- フィンランドのバレンタインデーは、恋人たちが愛を誓う日というよりも、「友達の日」としてお祝いするのが特徴です。家族や友人、同僚など、大切な人たちにカードやチョコレートを贈り、友情を深めます。
- 2025年2月28日(金)カレワラの日(フィンランド文化の日) / Kalevalan päivä
- フィンランドの国民的叙事詩『カレワラ』を記念する旗日です。フィンランドの豊かな文化やアイデンティティを祝う日として、様々な文化イベントが開催されます。
- 2025年3月〜4月リーガ(アイスホッケー)プレーオフ決勝 / Jääkiekon Liiga
- フィンランドの国技ともいえるアイスホッケーの国内リーグ。特に春のプレーオフ決勝戦は、国を挙げて盛り上がる一大イベントです。
- 2025年3月19日(水)ミンナ・カントの日(平等記念日) / Minna Canthin päivä
- 作家であり社会活動家だったミンナ・カントを記念する旗日です。この日はフィンランドにおける「平等記念日」でもあり、ジェンダー平等や社会正義について考える日とされています。
- 2025年4月9日(水)ミカエル・アグリコラの日(フィンランド語の日) / Mikael Agricolan päivä
- フィンランド語の文学言語を確立したとされるミカエル・アグリコラの命日を記念する旗日です。この日は「フィンランド語の日」でもあり、国民は自国の言語の重要性を再認識します。
- 2025年4月18日(金)聖金曜日 / Pitkäperjantai
- 復活祭の前の金曜日にあたる、イエス・キリストの受難と死を記念する日です。日本では「受難日」「受苦日」とも呼ばれます。聖金曜日から復活祭(イースター)後の月曜日まで4連休となるため、多くのフィンランド人がスキーなどの旅行に出掛けます。
- 2025年4月20日(日)復活祭(イースター)/ Pääsiäispäivä
-
復活祭(イースター)は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する日で、キリスト教の最重要祝日です。
フィンランドでは、子供たちが魔女の格好をして近所の家を訪ね回って菓子をもらい、その代わりに春の詩を読んだり、色付けした卵を食べるなどの風習があります。また、ラム肉料理、ライ麦パンとジャガイモのオーブン焼きなどの料理が振舞われます。
復活祭は、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝うため、年によって日付が変わる移動祝祭日です。
- 2025年4月21日(月)復活祭後の月曜日 / Toinen Pääsiäispäivä
- 復活祭の翌日の月曜日は、いわゆるイースター・マンデーとして祝日となっています。復活祭の連休を締めくくる日で、家族や親戚とゆっくり過ごすのが一般的です。
- 2025年4月27日(日)ナショナル・ベテランズ・デー / Kansallinen veteraanipäivä
- 戦争に従事した退役軍人を称え、彼らの功績を記念する旗日です。フィンランドの独立と自由を守るために戦った人々への敬意を表します。
- 2025年4月30日(水)ヴァルプルギスの夜 / Vapunaatto
- ヴァルプルギスの夜は北欧で広く行われる行事です。フィンランドでは大晦日と夏至祭に次ぐ大きなお祭りの日となっており、大量のアルコールが消費されます。夜になると学生達は街の中心街に集まり、白い学生帽(Ylioppilaslakki)を被って「銅像着帽」の儀式を行います。この日を象徴する飲み物「シマ」や揚げパン「ティッパレイパ」を楽しみ、朝まで飲んで歌って大騒ぎします。
- 2025年5月1日(木)メーデー / Vappu
- 毎年5月1日は、世界各地で春の訪れを祝う日、あるいは労働者による祭典が開かれます。フィンランドでは、市民たちは一斉に公園や湖岸などに繰り出し、ピクニックやバーベキューをしながら春の訪れを祝います。
- 2025年5月9日(金)ヨーロッパ・デー / Eurooppa-päivä
- 欧州連合(EU)の成立と平和を記念する旗日です。フィンランドはEU加盟国として、この日にEUの理念や歴史について再認識します。
- 2025年5月11日(日)母の日 / Äitienpäivä
- フィンランドでは、日本と同じく5月の第2日曜日が「母の日」となっています。この日、子供たちは母に感謝を伝え、プレゼントを渡します。朝、家族がベッドまで朝食を運ぶのが一般的な習慣です。
- 2025年5月12日(月)スネルマンの日(フィンランドのアイデンティティの日) / Snellmanin päivä
- フィンランドの哲学者であり政治家でもあるJ.V.スネルマン(1806-1881)の誕生日を記念する旗日です。フィンランドの国民的アイデンティティを確立した彼の功績を称えます。
- 2025年5月17日(土)ヘルシンキ・シティ・マラソン / Helsinki City Marathon
- フィンランド最大規模のランニングイベントです。
- 2025年5月18日(日)戦没者追悼記念日 / Kaatuneitten muistopäivä
- 戦争で亡くなったフィンランドの兵士や民間人を追悼する旗日です。墓地を訪れ、ろうそくを灯して静かに祈りを捧げます。
- 2025年5月29日(木)キリスト昇天祭 / Helatorstai
- 復活祭から数えて6回目の日曜日後の木曜日に、イエス・キリストが昇天したことを祝う日です。キリスト教の最も大きな祝いの一つで、教派を超えて広範に祝われます。この日は静かに過ごす家庭が多く、長期休暇を取りにくい人々の間で、小旅行を楽しむ機会にもなっています。
- 2025年6月8日(日)聖霊降臨祭(ペンテコステ) / Helluntaipäivä
- 復活祭から7週間目の日曜日、イエスの復活・昇天後に祈っていた120人の信徒たちの上に神からの聖霊が降ったことを記念する祝日です。日本では五旬節、五旬祭とも呼ばれる日です。例年、フィンランドの爽やかな初夏の時期にあたるため、別名「夏の始まりの日」としても親しまれています。
- 2025年6月11日(水)〜6月15日(日)ミッドナイト・サン・フィルム・フェスティバル / Sodankylän elokuvajuhlat
- 真夏の白夜の中、夜通し映画が上映されるユニークな映画祭です。ソダンキュラで開催され、国内外から多くの映画関係者やファンが集まります。
- 2025年6月14日(土)〜6月15日(日)ユッコラ・リレー / Jukolan viesti
- 毎年6月に開催される世界最大級のオリエンテーリング大会です。夜通し行われる壮大なリレーで、プロ選手からアマチュアまで数万人が参加します。
- 2025年6月20日(金)夏至前夜祭 / Juhannusaatto
- 夏至祭の前日は、正式な祝日ではありませんが、事実上の祝日となっており、銀行なども閉まります。人々はコッコと呼ばれる大きな焚き火を湖畔などで囲み、朝まで飲んで歌って踊り、夏の訪れをお祝いします。
- 2025年6月21日(土)夏至祭 / Juhannuspäivä
- 夏至祭は、毎年6月18日以降の最初の土曜日に、夏の始まりをお祝いする祝日です。この日は法律上は洗礼者ヨハネを記念する日として定められており、キリスト教関連の祝日に分類されます。フィンランド最大とも言えるイベントで、多くのフィンランド人は家族連れでサマーコテージ(mökkki)に出かけ、サウナやボート遊び、釣りなどを楽しみます。ヘルシンキ近くのセウラサーリの野外博物館では、大掛かりなイベントもあります。
- 2025年7月6日(日)エイノ・レイノの日(夏の詩の日) / Eino Leinon päivä
- フィンランドの詩人エイノ・レイノの誕生日を記念する旗日です。この日は「夏の詩の日」とも呼ばれ、文学や芸術を称える日とされています。
- 2025年7月17日(木)〜7月19日(土)ポリ・ジャズ / Pori Jazz
- 北欧最大の国際ジャズフェスティバルの一つです。世界的アーティストが多数出演し、美しい海岸沿いの会場は多くの音楽ファンで賑わいます。
- 2025年7月31日(木)〜8月3日(日)ラリー・フィンランド / Neste Rally Finland
- 世界ラリー選手権(WRC)の一戦として、毎年夏に開催される世界的に有名なモータースポーツイベントです。「グラベル・グランプリ(未舗装路のF1)」の異名を持ち、フィンランドの森と湖の美しい景色の中を疾走するラリーカーを観戦するために、国内外から多くのファンが訪れます。
- 2025年8月9日(土)ムーミンの日 / Muumin Päivä
- ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日は、毎年「ムーミンの日」として祝われています。2025年は小説出版80周年の節目にあたり、タペレにあるムーミン美術館をはじめ、フィンランド各地で記念イベントが盛大に開催されます。
- 2025年8月14日(木)〜8月31日(日)ヘルシンキ・フェスティバル / Helsingin Juhlaviikot
- フィンランド最大の芸術祭です。コンサート、ダンス、演劇、現代アートなど、幅広いジャンルのパフォーマンスが楽しめます。
- 2025年8月23日(土)ヘルシンキ・マラソン / Helsinki Marathon
- もう一つの有名なマラソン大会です。
- 2025年9月23日(火)フィンランド議会の日 / Suomen eduskunnan päivä
- 1906年にフィンランド議会が設立されたことを記念する旗日です。民主主義と議会制の重要性を祝う日です。
- 2025年10月5日(日)〜10月11日(土)ヘルシンキ・ニシン市 / Helsingin Silakkamarkkinat
- フィンランドで最も古い伝統を持つお祭りです。バルト海で獲れた新鮮なニシンが様々な料理で提供されます。
- 2025年10月10日(金)アレクシス・キヴィの日(フィンランド文学の日) / Aleksis Kiven päivä
- フィンランドの国民的作家アレクシス・キヴィの誕生日を記念する旗日です。フィンランド文学の発展を祝う日とされています。
- 2025年10月24日(金)国連の日 / Yhdistyneiden Kansakuntien 日
- 国際連合の設立を記念する旗日です。平和や国際協力の重要性を再認識する日として、フィンランドでも国連への貢献が強調されます。
- 2025年11月1日(土)諸聖人の日 / Pyhäinpäivä
- キリスト教の全ての聖人と殉教者を記念する祝日です。フィンランドの万聖節は、毎年日付が変わり、10月31日から11月6日の間の土曜日になります。この日は故人を偲ぶ日であり、多くの人々が家族とともに墓地を訪れ、ろうそくを灯して静かに祈りを捧げます。墓地がたくさんの光に包まれる、幻想的で美しい光景が見られます。
- 2025年11月6日(木)スウェーデン遺産の日 / Ruotsalaisuuden päivä
- フィンランドにおけるスウェーデン語話者の文化的遺産を祝う旗日です。フィンランドはスウェーデン語も公用語であり、この日は両言語の共存の重要性を示しています。
- 2025年11月9日(日)父の日 / Isänpäivä
- フィンランドでは、日本と同じく11月の第2日曜日が「父の日」となっています。家族が協力して料理を作り、父親に感謝を伝える日です。この日は、朝、家族が運んでくる朝食をベッドで食べる習慣があります。
- 2025年11月19日(水)〜11月20日(木)SLUSH
- ヘルシンキで開催される、北欧最大級のスタートアップイベントです。世界中の起業家や投資家が集まります。
- 2025年12月6日(土)独立記念日 / Itsenäisyyspäivä
- 1917年12月6日、フィンランドがロシア帝国からの独立と完全自治を宣言したことをお祝いする日です。フィンランドで最も重要な国民の祝日とされており、各家庭では窓に青と白のろうそくを灯し、独立のために亡くなった人々を追悼します。ヘルシンキの大統領官邸では、国内の著名人達が勢揃いする大掛かりなレセプションパーティが開かれます。
- 2025年12月8日(月)ジャン・シベリウスの日(フィンランド音楽の日) / Jean Sibeliuksen päivä
- フィンランドを代表する作曲家、ジャン・シベリウスの誕生日を記念する旗日です。この日はフィンランド音楽の日でもあり、彼の功績とフィンランド音楽の豊かさを称えます。
- 2025年12月24日(水)クリスマスイブ / Jouluaatto
- フィンランドではクリスマスは年間を通じて最も大切な日。11月からクリスマスの準備が始まります。ヘルシンキ大聖堂前をはじめ、各地でクリスマスマーケットが開かれます。正午には古都トゥルクの大聖堂の前で「クリスマスの平和宣言」が行なわれ、人々は家庭に戻り、サウナに入った後、クリスマスディナーを楽しみます。正式な祝日ではありませんが、事実上の祝日で、銀行なども閉まります。
- 2025年12月25日(木)クリスマス / Joulupäivä
- クリスマスは家族や親戚とともに過ごすのが一般的です。ビーツのサラダ(ロソッリサラダ)、ルタバガのキャセロール、そして豚肉を塩漬けにしたクリスマスハム「ヨウル・キンク」(joulu kinkku )などの伝統的なクリスマス料理が振る舞われます。なお、フィンランドには「サンタクロース中央郵便局」があり、世界中の子供たちからサンタクロースへ手紙が届きます。
- 2025年12月26日(金)聖ステファノの日(ボクシング・デー) / Tapaninpäivä
- キリスト教における最初の殉教者、聖ステファノを記念する祝日です。欧米では、クリスマスの翌日にプレゼントの箱(Box)を開ける日であったことから「ボクシング・デー(Boxing Day)」とも呼ばれます。クリスマスの続きとして、友人を訪ねたり、スキーに出かけたりしてゆっくり過ごします。
- 2025年12月31日(水)大晦日 / Uudenvuodenaatto
- フィンランドの大晦日は、新年元旦を祝う大規模なパーティーが開かれます。多くのフィンランド人が、家族や友人とともに過ごすのが特徴です。街中では花火が打ち上げられ、多くの市民が新年の訪れを盛大に祝います。
2026年版 日本とフィンランドとの時差、サマータイム
フィンランドは東ヨーロッパ時間(EET)を採用しており、日本との間に7時間の時差があります。日本の午後16:00がフィンランドの午前09:00となります
また、フィンランドはサマータイムを採用しているため、サマータイム期間中の日本との時差は6時間となります。
2026年にサマータイムが実施されるのは2026年3月29日(日)~2026年10月25日(日)の期間です。
正確には2026年3月29日(日)3時0分に時計の針を1時間進めて4時0分にします。そして2026年10月25日(日)4時0分に時計の針を1時間戻して3時0分にします。
2026年フィンランドの祝日 / お祭り / イベント カレンダー
以下、2026年のフィンランドの祝日、旗日、さらに主要なお祭り、記念日、主要なスポーツイベントや文化的行事を網羅しました。フィンランド旅行にお役立てください。
※赤字が、国が定めたフィンランド全土の祝日です。
- 2026年1月1日(木)新年元旦 / Uudenvuodenpäivä
- フィンランドでも日本と同じく、グレゴリオ暦の新年元旦は祝日です。前日の大晦日に盛大なパーティーや花火で新年を迎え、この日はゆっくりと過ごすのが一般的です。静かな雰囲気の中、家族や友人と新しい年の始まりを祝います。
- 2026年1月6日(火)公現祭(三王来朝) / Loppiainen
- 新約聖書に出てくる「東方の三博士(三賢者)」が、幼子イエスのもとに来訪したことを祝う日です。フィンランドではクリスマスツリーを片付ける日とされており、クリスマスの終わりを告げる日でもあります。
- 2026年1月頃 ルクス・ヘルシンキ / Lux Helsinki
- ヘルシンキ市内の建物や公共空間が、色とりどりの光のインスタレーションで彩られる光の祭典です。
- 2026年2月5日(木)ルネベリの日 / Runebergin päivä
- フィンランドの国民的詩人、ヨハン・ルードヴィーグ・ルネベリの誕生日を記念する旗日です。この日には、ルネベリの妻が考案したとされる、アーモンド入りの「ルネベリタルト」を食べるのが伝統となっています。
- 2026年2月14日(土)バレンタインデー / Ystävänpäivä
- フィンランドのバレンタインデーは、恋人たちが愛を誓う日というよりも、「友達の日」としてお祝いするのが特徴です。家族や友人、同僚など、大切な人たちにカードやチョコレートを贈り、友情を深めます。
- 2026年2月28日(土)カレワラの日(フィンランド文化の日) / Kalevalan päivä
- フィンランドの国民的叙事詩『カレワラ』を記念する旗日です。フィンランドの豊かな文化やアイデンティティを祝う日として、様々な文化イベントが開催されます。
- 2026年春頃 リーガ(アイスホッケー)プレーオフ決勝 / Jääkiekon Liiga
- フィンランドの国技ともいえるアイスホッケーの国内リーグ。特に春のプレーオフ決勝戦は、国を挙げて盛り上がる一大イベントです。
- 2026年3月19日(木)ミンナ・カントの日(平等記念日) / Minna Canthin päivä
- 作家であり社会活動家だったミンナ・カントを記念する旗日です。この日はフィンランドにおける「平等記念日」でもあり、ジェンダー平等や社会正義について考える日とされています。
- 2026年4月3日(金)聖金曜日 / Pitkäperjantai
- 復活祭の前の金曜日にあたる、イエス・キリストの受難と死を記念する日です。日本では「受難日」「受苦日」とも呼ばれます。聖金曜日から復活祭(イースター)後の月曜日まで4連休となるため、多くのフィンランド人がスキーなどの旅行に出掛けます。
- 2026年4月5日(日)復活祭(イースター)/ Pääsiäispäivä
-
復活祭(イースター)は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する日で、キリスト教の最重要祝日です。
フィンランドでは、子供たちが魔女の格好をして近所の家を訪ね回って菓子をもらい、その代わりに春の詩を読んだり、色付けした卵を食べるなどの風習があります。また、ラム肉料理、ライ麦パンとジャガイモのオーブン焼きなどの料理が振舞われます。
復活祭は、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝うため、年によって日付が変わる移動祝祭日です。
- 2026年4月6日(月)復活祭後の月曜日 / Toinen Pääsiäispäivä
- 復活祭の翌日の月曜日は、いわゆるイースター・マンデーとして祝日となっています。復活祭の連休を締めくくる日で、家族や親戚とゆっくり過ごすのが一般的です。
- 2026年4月27日(月)ナショナル・ベテランズ・デー / Kansallinen veteraanipäivä
- 戦争に従事した退役軍人を称え、彼らの功績を記念する旗日です。フィンランドの独立と自由を守るために戦った人々への敬意を表します。
- 2026年4月30日(木)ヴァルプルギスの夜 / Vapunaatto
- ヴァルプルギスの夜は北欧で広く行われる行事です。フィンランドでは大晦日と夏至祭に次ぐ大きなお祭りの日となっており、大量のアルコールが消費されます。夜になると学生達は街の中心街に集まり、白い学生帽(Ylioppilaslakki)を被って「銅像着帽」の儀式を行います。この日を象徴する飲み物「シマ」や揚げパン「ティッパレイパ」を楽しみ、朝まで飲んで歌って大騒ぎします。
- 2026年5月1日(金)メーデー / Vappu
- 毎年5月1日は、世界各地で春の訪れを祝う日、あるいは労働者による祭典が開かれます。フィンランドでは、市民たちは一斉に公園や湖岸などに繰り出し、ピクニックやバーベキューをしながら春の訪れを祝います。
- 2026年5月9日(土)ヨーロッパ・デー / Eurooppa-päivä
- 欧州連合(EU)の成立と平和を記念する旗日です。フィンランドはEU加盟国として、この日にEUの理念や歴史について再認識します。
- 2026年5月10日(日)母の日 / Äitienpäivä
- フィンランドでは、日本と同じく5月の第2日曜日が「母の日」となっています。この日、子供たちは母に感謝を伝え、プレゼントを渡します。朝、家族がベッドまで朝食を運ぶのが一般的な習慣です。
- 2026年5月12日(火)スネルマンの日(フィンランドのアイデンティティの日) / Snellmanin päivä
- フィンランドの哲学者であり政治家でもあるJ.V.スネルマン(1806-1881)の誕生日を記念する旗日です。フィンランドの国民的アイデンティティを確立した彼の功績を称えます。
- 2026年5月18日(月)戦没者追悼記念日 / Kaatuneitten muistopäivä
- 戦争で亡くなったフィンランドの兵士や民間人を追悼する旗日です。フィンランドの独立と自由を守るために戦った人々への敬意を表します。
- 2026年5月14日(木)キリスト昇天祭 / Helatorstai
- 復活祭から数えて6回目の日曜日後の木曜日に、イエス・キリストが昇天したことを祝う日です。キリスト教の最も大きな祝いの一つで、教派を超えて広範に祝われます。この日は静かに過ごす家庭が多く、長期休暇を取りにくい人々の間で、小旅行を楽しむ機会にもなっています。
- 2026年5月24日(日)聖霊降臨祭(ペンテコステ) / Helluntaipäivä
- 復活祭から7週間目の日曜日、イエスの復活・昇天後に祈っていた120人の信徒たちの上に神からの聖霊が降ったことを記念する祝日です。日本では五旬節、五旬祭とも呼ばれる日です。例年、フィンランドの爽やかな初夏の時期にあたるため、別名「夏の始まりの日」としても親しまれています。
- 2026年6月頃 ミッドナイト・サン・フィルム・フェスティバル / Sodankylän elokuvajuhlat
- 真夏の白夜の中、夜通し映画が上映されるユニークな映画祭です。ソダンキュラで開催され、国内外から多くの映画関係者やファンが集まります。
- 2026年6月頃 ユッコラ・リレー / Jukolan viesti
- 毎年6月に開催される世界最大級のオリエンテーリング大会です。夜通し行われる壮大なリレーで、プロ選手からアマチュアまで数万人が参加します。
- 2026年6月19日(金)夏至前夜祭 / Juhannusaatto
- 夏至祭の前日は、正式な祝日ではありませんが、事実上の祝日となっており、銀行なども閉まります。人々はコッコと呼ばれる大きな焚き火を湖畔などで囲み、朝まで飲んで歌って踊り、夏の訪れをお祝いします。
- 2026年6月20日(土)夏至祭 / Juhannuspäivä
- 夏至祭は、毎年6月18日以降の最初の土曜日に、夏の始まりをお祝いする祝日です。この日は法律上は洗礼者ヨハネを記念する日として定められており、キリスト教関連の祝日に分類されます。フィンランド最大とも言えるイベントで、多くのフィンランド人は家族連れでサマーコテージ(mökkki)に出かけ、サウナやボート遊び、釣りなどを楽しみます。ヘルシンキ近くのセウラサーリの野外博物館では、大掛かりなイベントもあります。
- 2026年7月6日(月)エイノ・レイノの日(夏の詩の日) / Eino Leinon päivä
- フィンランドの詩人エイノ・レイノの誕生日を記念する旗日です。この日は「夏の詩の日」とも呼ばれ、文学や芸術を称える日とされています。
- 2026年7月頃 ポリ・ジャズ / Pori Jazz
- 北欧最大の国際ジャズフェスティバルの一つです。世界的アーティストが多数出演し、美しい海岸沿いの会場は多くの音楽ファンで賑わいます。
- 2026年8月頃 ラリー・フィンランド / Neste Rally Finland
- 世界ラリー選手権(WRC)の一戦として、毎年夏に開催される世界的に有名なモータースポーツイベントです。「グラベル・グランプリ(未舗装路のF1)」の異名を持ち、フィンランドの森と湖の美しい景色の中を疾走するラリーカーを観戦するために、国内外から多くのファンが訪れます。
- 2026年8月9日(日)ムーミンの日 / Muumin Päivä
- ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日は、毎年「ムーミンの日」として祝われています。2025年は小説出版80周年の節目にあたり、タペレにあるムーミン美術館をはじめ、フィンランド各地で記念イベントが盛大に開催されます。
- 2026年8月〜9月頃 ヘルシンキ・フェスティバル / Helsingin Juhlaviikot
- フィンランド最大の芸術祭です。コンサート、ダンス、演劇、現代アートなど、幅広いジャンルのパフォーマンスが楽しめます。
- 2026年9月23日(水)フィンランド議会の日 / Suomen eduskunnan päivä
- 1906年にフィンランド議会が設立されたことを記念する旗日です。民主主義と議会制の重要性を祝う日です。
- 2026年10月頃 ヘルシンキ・ニシン市 / Helsingin Silakkamarkkinat
- フィンランドで最も古い伝統を持つお祭りです。バルト海で獲れた新鮮なニシンが様々な料理で提供されます。
- 2026年10月10日(土)アレクシス・キヴィの日(フィンランド文学の日) / Aleksis Kiven päivä
- フィンランドの国民的作家アレクシス・キヴィの誕生日を記念する旗日です。フィンランド文学の発展を祝う日とされています。
- 2026年10月24日(土)国連の日 / Yhdistyneiden Kansakuntien 日
- 国際連合の設立を記念する旗日です。平和や国際協力の重要性を再認識する日として、フィンランドでも国連への貢献が強調されます。
- 2026年10月31日(土)諸聖人の日 / Pyhäinpäivä
- キリスト教の全ての聖人と殉教者を記念する祝日です。フィンランドの万聖節は、毎年日付が変わり、10月31日から11月6日の間の土曜日になります。この日は故人を偲ぶ日であり、多くの人々が家族とともに墓地を訪れ、ろうそくを灯して静かに祈りを捧げます。墓地がたくさんの光に包まれる、幻想的で美しい光景が見られます。
- 2026年11月6日(金)スウェーデン遺産の日 / Ruotsalaisuuden päivä
- フィンランドにおけるスウェーデン語話者の文化的遺産を祝う旗日です。フィンランドはスウェーデン語も公用語であり、この日は両言語の共存の重要性を示しています。
- 2026年11月8日(日)父の日 / Isänpäivä
- フィンランドでは、日本と同じく11月の第2日曜日が「父の日」となっています。家族が協力して料理を作り、父親に感謝を伝える日です。この日は、朝、家族が運んでくる朝食をベッドで食べる習慣があります。
- 2026年11月頃 SLUSH
- ヘルシンキで開催される、北欧最大級のスタートアップイベントです。世界中の起業家や投資家が集まります。
- 2026年12月6日(日)独立記念日 / Itsenäisyyspäivä
- 1917年12月6日、フィンランドがロシア帝国からの独立と完全自治を宣言したことをお祝いする日です。フィンランドで最も重要な国民の祝日とされており、各家庭では窓に青と白のろうそくを灯し、独立のために亡くなった人々を追悼します。ヘルシンキの大統領官邸では、国内の著名人達が勢揃いする大掛かりなレセプションパーティが開かれます。
- 2026年12月8日(火)ジャン・シベリウスの日(フィンランド音楽の日) / Jean Sibeliuksen päivä
- フィンランドを代表する作曲家、ジャン・シベリウスの誕生日を記念する旗日です。この日はフィンランド音楽の日でもあり、彼の功績とフィンランド音楽の豊かさを称えます。
- 2026年12月24日(木)クリスマスイブ / Jouluaatto
- フィンランドではクリスマスは年間を通じて最も大切な日。11月からクリスマスの準備が始まります。ヘルシンキ大聖堂前をはじめ、各地でクリスマスマーケットが開かれます。正午には古都トゥルクの大聖堂の前で「クリスマスの平和宣言」が行なわれ、人々は家庭に戻り、サウナに入った後、クリスマスディナーを楽しみます。正式な祝日ではありませんが、事実上の祝日で、銀行なども閉まります。
- 2026年12月25日(金)クリスマス / Joulupäivä
- クリスマスは家族や親戚とともに過ごすのが一般的です。ビーツのサラダ(ロソッリサラダ)、ルタバガのキャセロール、そして豚肉を塩漬けにしたクリスマスハム「ヨウル・キンク」(joulu kinkku )などの伝統的なクリスマス料理が振る舞われます。なお、フィンランドには「サンタクロース中央郵便局」があり、世界中の子供たちからサンタクロースへ手紙が届きます。
- 2026年12月26日(土)聖ステファノの日(ボクシング・デー) / Tapaninpäivä
- キリスト教における最初の殉教者、聖ステファノを記念する祝日です。欧米では、クリスマスの翌日にプレゼントの箱(Box)を開ける日であったことから「ボクシング・デー(Boxing Day)」とも呼ばれます。クリスマスの続きとして、友人を訪ねたり、スキーに出かけたりしてゆっくり過ごします。
- 2026年12月31日(木)大晦日 / Uudenvuodenaatto
- フィンランドの大晦日は、新年元旦を祝う大規模なパーティーが開かれます。多くのフィンランド人が、家族や友人とともに過ごすのが特徴です。街中では花火が打ち上げられ、多くの市民が新年の訪れを盛大に祝います。



