スペイン旅行前に知っておきたい!基本情報&最新ガイド

マドリード

スペインの基本知識

正式国名
日本語: エスパーニャ王国。通称、スペイン
スペイン語: Reino de Espana (レイノ・デ・エスパーニャ)
英語: Kingdom of Spain
首都
マドリード(Madrid)
面積
506,000km2(地中海のバレアレス諸島、大西洋のカナリア諸島、北アフリカのセウタを含む)。日本の約1.3倍の広さです。
人口
約4,930万人(2025年7月現在)。日本の人口の約3分の1です。
政治体制
国王を国家元首とする立憲君主制。17の自治州からなり、それぞれ独自の政府があります。議会は上院に当たる元老院と、下院にあたるスペイン国民議会の二院制。
民族構成
スペイン人はカスティーリャ人、ガリシア人、アンダルシア人、カタルーニャ人、バスク人などで構成されています。一方、移民受け入れも多く、外国出身者の割合は出生地ベースで約20%を占めます。
言語
カスティーリャ語と呼ばれる標準スペイン語が公用語。その他カタルーニャ語、バレンシア語、バスク語、ガリシア語、アラン語が地方公用語になっています。
宗教
伝統的にカトリックが多数を占めます。近年は政教分離の思想が浸透しており、避妊や同性婚などの制度は法律上認められています。
国旗
スペイン王国の国旗
スペインの国旗は「血と金の旗」と呼ばれ、上から赤、黄、赤と並んだ横三色に、中央・旗竿寄りには国章が配してあります。民間では普通、国章のないものを使用します。国章の柱(ヘラクレスの柱)に巻き付いた帯には、ラテン語でPLUS ULTRA(より彼方へ)と記されています。
国歌
国王行進曲(Marcha Real / マルチャ・レアル)が、国歌および王室歌となっています。曲のみで、歌詞はありません。
「国王行進曲」の詳細・視聴
国花
慣習的にカーネーションとされています。
時差
スペインは中央ヨーロッパ時間(CET)を採用しており、日本との時差は8時間です。日本より8時間遅れています(日本が正午の時、スペインは午前4:00)。
また、スペインはサマータイムを採用しているため、サマータイム中の日本との時差は7時間です。日本より7時間遅れています(日本が正午の時、スペインは午前5:00)。
サマータイム期間は2025年3月30日(日)〜2025年10月26日(日)までです。

スペイン旅行の基本情報

パスポート / ビザ
【パスポート】観光目的の場合、3ヵ月以上の有効残存期間が必要です。
なお、シェンゲン協定実施国間の入出国は国内移動と同様に扱われ、入出国時に税関審査がありません。日本など協定加盟国以外から入国する場合は、最初に到着した協定加盟国の空港で入国、税関審査を受けます。
【ビザ】日本国民の場合、90日以内の観光目的滞在は原則として不要ですが、2026年より導入が予定されているETIAS(欧州渡航情報認証制度)の事前申請が必要となる可能性があります。最新の情報を随時ご確認ください。
※ビザ・パスポート等の情報は、予告なく変更されることがあります。必ず大使館、領事館、旅行会社でご確認ください。
電圧 / 電源プラグ
標準は220V、周波数は50Hz。日本国内用の電化製品はそのままでは使えないので、変圧器が必要です。
プラグの形状は、Cタイプやアース付きのFタイプが一般的です。
ビデオ方式/DVD方式
スペインのテレビ、ビデオの出力方式はPAL方式のため、スペインで購入したDVDソフトを日本の一般的なビデオ・プレイヤーやDVDプレーヤーで見ることはできません。DVD内蔵パソコンでは通常、PAL出力に対応している機種であれば再生することができます。
スペインの水道水は通常、そのまま飲んでも大丈夫です。気になる人はミネラルウォーター(Agua Mineral / アグア・ミネラル)を。スペインのミネラルウォーターは、炭酸入り(con gas / コン・ガス)と炭酸なし(sin gas / シン・ガス)があります。
ビジネスアワー
【銀行】 月~金曜08:30~14:00、土曜08:30~13:00・日曜、祝日は休業。
【デパート】 月~土曜09:00~22:00。日曜、祝日は休業。
【ショップ】 月~金曜10:00~14:00、16:00~20:00、土曜10:00~14:00。日曜・祝日は休業する店が多くあります。
【レストラン】 昼13:00~16:00、夜20:30~23:00頃が目安です。
基本マナー
【飲酒】 最低飲酒年齢は18歳です。レンタカーのレンタル資格は、HertzもAvisも21歳以上(車種によっては例外も)です。
【喫煙】 駅、飲食店など公共の閉じられた空間をはじめ、レストランやバル、ナイトクラブなどの店内でも全面禁煙。
通貨 / 貨幣
通貨単位はユーロ(€)。補助通貨単位はセント/サンチーム(Cent / Centime)。
紙幣は€500、€200、€100、€50、€20、€10、€5。
硬貨は€2、€1、50セント、20セント、10セント、5セント、2セント、1セントで、硬貨の裏面はスペイン独自のデザインです。
1ユーロ≒160.00円(2025年8月現在)。
チップについて
快適なサービスを受けたと思ったらチップを。ホテルでルームサービスを頼んだ場合、1回につき€1程度が目安です。ベッドメイクに枕元にチップを置く必要はありません。
レストランでは、料金の5~10%の額を渡したり、おつりの小銭をテーブルに残す程度。
タクシーは、おつりの小銭を渡したり、きりの良い額で支払うイメージです。
税金
スペインでは、ほとんどの商品に付加価値税IVAが21%かかっています(食料品や医薬品は10%)。旅行者は手続きをすれば最大13%の付加価値税が還付されます。還付率は店舗や手続き条件によって変動し、ホテル宿泊や飲食代は対象外です。商品を使用せずEU圏外に持ち出すことが条件。パスポートを提示して免税手続きの申請をします。 
郵便
【郵便局の営業時間】 郵便局はコレオ(Correo)と呼ばれ、月~土曜の09:00~14:00に営業、日曜・祝日は休業が一般的。大都市の中央郵便局は日曜日も営業。
【郵便料金】 日本への郵便料金は、書留や速達など郵送方法や重さによって異なります。料金は変動するため、最新の情報を現地で確認してください。