フィンランド旅行前に知っておきたい!基本情報&最新ガイド

Helsinki

フィンランドの基本情報

正式国名
日本語: フィンランド共和国(スオミ共和国)。通称、フィンランド
フィンランド語: Suomen tasavalta(スオメン・タサヴァルタ)
スウェーデン語: Republiken Finland(レプブリケン・フィンランド)
英語: Republic of Finland
首都
ヘルシンキ(Helsinki)
面積
約33万8431km2
人口
564万人(2025年6月)
政治体制
大統領を国家元首とする共和制。大統領は国民の直接選挙によって選ばれ、任期は6年です。議会はエドゥスクンタ(Eduskunta)と呼ばれ、一院制。200議席を15の選挙区に分け比例代表制選挙で選出します。任期は4年。
民族構成
フィン人が約87%、スウェーデン系フィンランド人が約5%、その他が約8%。
言語
公用語はフィンランド語とスウェーデン語です。フィンランド語は人口の約87%、スウェーデン語は人口の約5%が母語として使用しています。その他、サーミ語は先住民族の言語として法的に保護されています。
宗教
フィンランド福音ルター派教会が約65%、フィンランド正教会が約1.1%です。無宗教者が近年増加しており、人口の約32%を占めています。
国旗
フィンランド国旗

デザインは白地に青十字。青は空と湖、白は雪を、そして十字はキリスト教を象徴しています。
国歌
「我等の地(我が祖国)」(フィンランド語: Maamme / スウェーデン語: Vårt land)。第二の国歌として、フィンランドの国民的音楽家、ジャン・シベリウス作曲の「フィンランディア」もよく知られています。
フィンランド国歌「我等の地(我が祖国)」解説、歌詞、視聴
国花
スズラン

国民の人気投票によってスズランが国花として選ばれています。フィンランド語で「kielo」(キエロ)。
時差
フィンランドは 東ヨーロッパ時間(EET)を採用しており、日本との時差は7時間です。日本より7時間遅れています(日本が正午の時、フィンランドは午前5:00)。
また、フィンランドはサマータイムを採用しているため、サマータイム中の日本との時差は6時間となります。日本より6時間遅れています(日本が正午の時、フィンランドは午前6:00)。
サマータイム期間は毎年3月最終日曜から10月最終日曜までです。

フィンランド旅行の基本情報

入出国/パスポート/ビザ
【パスポート】観光目的の場合、入国時に滞在予定日数+3ヵ月以上の有効残存期間が必要。
なお、シェンゲン協定実施国間の入出国は国内移動と同様に扱われ、入出国時に税関審査がありません。日本など協定加盟国以外から入国する場合は、最初に到着した協定加盟国の空港で入国、税関審査を受けます。
【ビザ】日本国民の場合、90日以内の観光目的滞在は原則として不要ですが、2026年より導入が予定されているETIAS(欧州渡航情報認証制度)の事前申請が必要となる可能性があります。最新の情報を随時ご確認ください。
※ビザ・パスポート等の情報は、予告なく変更されることがあります。必ず大使館、領事館、旅行会社でご確認ください。
電圧 / 電源プラグ
電圧は220/230V、周波数は50Hz。日本国内用の電化製品はそのままでは使えないため、変圧器が必要です。
プラグの形状は丸2ピンのCタイプが一般的ですが、EタイプやFタイプも使用されています。
ビデオ方式 / DVD方式
フィンランドのテレビ、ビデオの出力方式はPAL方式です。一方、日本のビデオやDVDプレーヤーの多くはNTSC方式のため、そのままではフィンランドで購入したソフトを視聴できません。DVDの地域コード(Region Code)は、日本と同じく「2」ですが、DVD内蔵パソコンか、PAL方式に対応したプレーヤーが必要となります。
フィンランドの水道水は通常、飲用できます。気になる人はミネラルウォーターを手軽に購入できます。フィンランドのミネラルウォーターは、炭酸入りが多いため、炭酸入りが苦手な方は事前確認を!
ビジネスアワー
【銀行】通常、月~金曜9:15~16:15。土・日・祝日は休業。ただし銀行によって異なります。
【デパート】月~金曜9:00~21:00、土曜9:00~19:00、日曜はお休み。夏シーズンおよび12月は日曜も営業する場合があります。
【商店】月~金曜9:00~18:00、土曜9:00~16:00が目安です。日曜はお休みの店が多いですが、夏シーズンは日曜も営業しています。
【レストラン】昼食11:30~14:00、夕食17:30~23:00頃。
基本マナー
【飲酒】 18歳未満は禁止です。アルコール度数の低いライトビール以外のアルコールは、国営のリカーショップ「アルコ」(Alko)でのみ購入できます。その際、身分証明書が必要です。
【喫煙】18歳未満は禁止です。駅や空港などの交通機関、オフィス、公共の施設は禁煙。また、ホテル、レストラン、バーでは全面的に禁煙です。
貨幣
通貨単位はユーロ(€)。補助通貨単位はセント/サンチーム(Cent / Centime)。
紙幣は€500、€200、€100、€50、€20、€10、€5。
硬貨は€2、€1、50セント、20セント、10セント、5セント、2セント、1セント。硬貨の裏面はフィンランド独自のデザインです。
1ユーロ≒160.00円(2025年8月現在)。
チップについて
レストランやホテルなどの料金にはサービス料が含まれているため、チップ(フィンランド語でトリンクゲルト)を払う習慣はありません。

ホテルでは特別なことを頼んだ場合、1回につき€1程度が目安ですが、ベッドメイクに枕元にチップを置く必要はありません。
税金
フィンランドでは、ほとんどの商品に24%(食料品は14%)の付加価値税(VAT)がかかっています。EU加盟国以外の国に居住している旅行者が、「TAX FREE」と表示のある店で1日1店舗につき各税率€40以上の買い物をした場合、所定の手続きをすることで、商品にかけられている付加価値税の最大16%を払い戻すことができます。
※買い物時に旅行者である旨を申し出て、免税書類を作成してもらいます。作成の際、パスポートが必要です。また、免税扱いで購入した商品はフィンランドまたはEU最終国出国まで開封してはいけません。
郵便
郵便局はポスティ(Posti)と呼ばれています。街なかのポストは黄色です。
【営業時間】郵便局によって異なりますが、通常、月~金曜は9:00~18:00、土~日と祝日はお休みです。なお、大きな郵便局は土・日曜も営業しています。
【郵便料金】日本への航空便は、ハガキ・封書(20gまで)ともに3.60ユーロです。料金は変更されることがあるため、最新の情報は現地で確認してください。