イギリス旅行前に知っておきたい!基本情報&最新ガイド

イギリス

イギリスの基本知識

正式国名
日本語: グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国。通称、イギリス、あるいは英国。
英語: United Kingdom of Great Britain & Northern Ireland
首都
ロンドン(London)
面積
約24万4820km2(世界76位)。日本の約3分の2ほどの大きさです。
人口
約6,780万人(2024年推定)。日本の人口の約半分です。
政治体制
国王チャールズ3世(King Charles III)を君主にいただく立憲君主制。議院内閣制を採っており、行政権は首相及び内閣にあります。立法府である議会は、上院(貴族院)と下院(庶民院)の二院制です。
民族構成
イングランド人が83%、スコットランド人が8%、ウェールズ人が5%、アイルランドが人3%、その他、アフリカ、インド、カリブ海諸国など旧植民地や中国からの移民も多く住む多民族国家です。
言語
事実上の公用語は英語ですが、イングランドのコーンウォール地方のコーンウォール語、ウェールズ北部と中部でのウェールズ語、スコットランドのローランド地方のスコットランド語、ヘブリディーズ諸島の一部でのスコットランド・ゲール語、北アイルランドの一部でアルスター・スコットランド語とアイルランド語が話されており、それぞれの構成国で公用語になっています。
ことにウェールズでは1993年にウェールズ語が公用語になり、法的にも英語と同等の法的な地位を得ています。ウェールズの公文書や道路標識などは、すべてウェールズ語と英語とで併記されています。
宗教
キリスト教徒が46.2%、無宗教が37.2%、イスラム教徒が6.5%、ヒンドゥー教徒が1.0%です(2021年センサス)。
国旗
イギリスの国旗「ユニオンジャック」
「ユニオンジャック」と呼ばれる国旗です。イングランドのセント・ジョージズ・クロスと、スコットランドのセント・アンドリューズ・クロスに、アイルランドのセント・パトリックス・クロスが合わさってできたものです。
国歌
「神よ国王陛下を守り給え」(God Save the King)
英国国歌の解説・歌詞・視聴
国花
イギリスは、4つの国(地域)から成り立っている連合国家のため、地域ごとにそれぞれ国花があります。
イングランド: バラ
ウェールズ: ラッパズイセン
北アイルランド: シャムロック
スコットランド: アザミ
時差
イギリスはグリニッジ標準時(GMT)を採用しており、日本との時差は9時間です。日本が正午の時、イギリスは午前3:00です。
また、イギリスはサマータイム(BST)を採用しているため、サマータイム期間中は日本との時差は8時間となります。日本が正午の時、イギリスは午前4:00となります。
サマータイム期間は2025年3月30日(日)~2025年10月26日(日)までです。

旅行基本情報

入出国 / パスポート / ビザ
【パスポート】入国時にパスポートが有効である必要があります。残存期間は滞在日数分あれば入国可能ですが、渡航中に有効期限が切れないよう、余裕を持って確認することをお勧めします。
【ビザ】日本国民の場合、観光目的の旅であれば、通常は6ヵ月以内の滞在についてビザは不要です。ただし入国審査時に復路航空券の提示などが必要です。なお、2025年以降、日本人にも導入が予定されているETA(電子渡航認証)の事前申請が必要となる可能性があります。最新の情報を随時ご確認ください。
※ビザ・パスポート等の情報は、予告なく変更されることがあります。必ず大使館、領事館、旅行会社でご確認ください。
電圧 / 電源プラグ
電圧は240V、周波数は50Hzです。日本国内用の電化製品はそのままでは使えないため、変圧器が必要です。
プラグコンセントの形状は、3本足のBFタイプが一般的です。
ビデオ方式 / DVD方式
イギリスのテレビ、ビデオの出力方式はPAL方式。一方、日本はNTSC方式のため、イギリスで購入したDVDソフトは、日本の一般的なビデオ・プレイヤーやDVDプレーヤーで見ることはできません(PAL対応機種なら可)。
DVD内蔵パソコンは通常PAL出力対応のため、DVDソフトの地域コード(Region Code)が日本と同じ「2」ならば、再生することができます。
ブルーレイの場合は、ヨーロッパの地域コードが「B」であることに対して日本の地域コードは「A」と異なるため、一般的なブルーレイプレーヤーでは再生できません。
イギリスの水道水は硬水の場合が多いようですが、通常はそのまま飲むことができます。不安な方はミネラルウォーターを。炭酸なし(Still)と、炭酸入り(Sparkling)のミネラルウォーターがあります。スーパーで500mlは£1前後。
基本マナー
【喫煙】タバコの購入は18歳以上から可能です。公共の屋内空間、パブを含む飲食店でも禁煙です。
【飲酒】酒類の購入は18歳以上から可能です。
【エスカレーター】ロンドンの地下鉄などでは、エスカレーターは右側に並び、左側は急いでいる人のために空けるのがマナーです。
通貨 / 貨幣
通貨単位はUKポンド(GBP)(£)。補助単位はペンス(p)。
紙幣は£5、£10、£20、£50の4種類。硬貨は1p、2p、5p、10p、20p、50p、£1、£2です。
1ポンド≒200円(2025年8月現在)です。為替レートは日々変動しますので、最新の情報をご確認ください。
※スコットランドや北アイルランド、マン島では独自の紙幣を発行していますが、イングランド銀行発行の貨幣と同等の価値があり、イングランドでも使うことができます。
お金事情
【両替】
銀行および「Bureau de Change」という看板がかかった両替所で両替できます。空港や大きな駅の構内、駅周辺などで多く見かけます。
【クレジットカード】VISA、MasterCard、アメリカン・エキスプレス、JCBなどは、ATMでキャッシングも可能。
チップについて
レストランやホテルなどの料金にはサービス料が含まれていることもあります。常にチップを払う必要はありません。快適なサービスを受けたと思ったら、チップを。
【タクシー】料金の10~15%くらいが目安。
【レストラン】サービス料が請求されない店では、10~15%くらいが目安。クレジットカードの場合は伝票の合計額にチップ相当額を自分で書き足して支払うことができます。
【ホテル】ベルボーイやルームサービスなどは、1回につき£1が目安。
税金
イギリスの商品には「VAT」と呼ばれる付加価値税が20%かかっています。なお、イギリスはEUを離脱したため、海外旅行者向けのVAT還付制度は廃止されました。
ビジネスアワー
一般的な営業時間の目安は以下の通りです。
【銀行】月~金曜は9:30~16:30。土・日曜、祝日は休業。
【デパート】月~土曜10:00~18:00または19:00。休日は日曜、祝日。最近は日曜も営業する店もあります。
【ショップ】月~土曜10:00~18:00または19:00。休日は日曜、祝日。最近は日曜も営業する店もあります。
【飲食店】店により異なります。
【パブ】月~土曜11:00~23:00、日曜12:00~22:00。
郵便
イギリスの郵便サービスは「Royal Mail(ロイヤルメール)」が運営しています。

【郵便局の営業時間】月~金曜は9:00~17:30。土曜は9:00~12:30で、日曜・祝日は休業のところが多いです。
【郵便料金】日本への手紙やハガキは、「International Standard」で送ることができます。料金は重さによって異なり、ハガキや10gまでの手紙は£2.20、20gまでの手紙は£2.50が目安です。料金は変動するため、最新の情報を現地で確認してください。