イギリス旅行の基本情報

イギリス

イギリスの基本知識

正式国名
英語: United Kingdom of Great Britain & Northern Ireland
日本語: グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国。通称、イギリス、あるいは英国。
首都
ロンドン(London)
面積
約24万4820km2(世界76位)。日本の約3分の2ほどの大きさです。
人口
6643万5600人(2018年総計)。日本の人口の約半分です。
政治体制
女王エリザベス2世(Queen Elizabeth II)を君主にいただく立憲君主制。議院内閣制を採っており、行政権は首相及び内閣にあります。立法府である議会は、上院(貴族院)と下院(庶民院)の二院制です。
民族構成
イングランド人が83%、スコットランド人が8%、ウェールズ人が5%、アイルランドが人3%、
その他、アフリカ、インド、カリブ海諸国など旧植民地や中国からの移民も多く住む多民族国家です。
言語
事実上の公用語は英語ですが、イングランドのコーンウォール地方のコーンウォール語、ウェールズ北部と中部でのウェールズ語、スコットランドのローランド地方のスコットランド語、ヘブリディーズ諸島の一部でのスコットランド・ゲール語、北アイルランドの一部でアルスター・スコットランド語とアイルランド語が話されており、それぞれの構成国で公用語になっています。
ことにウェールズでは1993年にウェールズ語が公用語になり、法的にも英語と同等の法的な地位を得ています。ウェールズの公文書や道路標識などは、すべてウェールズ語と英語とで併記されています。
宗教
キリスト教徒が59.3%、イスラム教徒が4.8%、ヒンドゥー教徒が1.5%、その他(2011年センサス)。
国旗
イギリスの国旗「ユニオンジャック」
「ユニオンジャック」と呼ばれる国旗です。イングランドのセント・ジョージズ・クロスと、スコットランドのセント・アンドリューズ・クロスに、アイルランドのセント・パトリックス・クロスが合わさってできたものです。
国歌
「神よ女王陛下を守り給え」(God Save the Queen)
英国国歌の解説・歌詞・視聴
国花
イギリスは、4つの国(地域)から成り立っている連合国家のため、地域ごとにそれぞれ国花があります。
イングランド: バラ
ウェールズ: ラッパズイセン
北アイルランド: シャムロック
スコットランド: アザミ
時差
イギリスは英国時間(BST)を採用しており、日本との時差は-9時間。日本時間の午後18:00がイギリス時間の午前09:00です。
また、イギリスはサマータイムを採用しているため、サマータイム期間中は日本との時差は-8時間となります。つまり、日本の午後17:00がイギリスの午前09:00となります。
2023年にサマータイムが実施されるのは2023年3月26日(日)~2023年10月29日(日)の期間です。
2024年にサマータイムが実施されるのは2024年3月31日(日)~2024年10月27日(日)の期間です。

旅行基本情報

入出国 / パスポート / ビザ
【パスポート】パスポートの有効残存期間は基本的に滞在日数以上あれば大丈夫ですが、できれば6ヵ月以上が望ましいとされています。
【ビザ】日本国民の場合、観光目的の旅であれば、通常は6ヵ月以内の滞在についてビザは不要です。ただしイギリスへの入国審査時に復路航空券の提示などが必要です。
※ビザ・パスポート等の情報は、予告なく変更されることがあります。必ず大使館、領事館、旅行会社でご確認ください。
電圧 / 電源プラグ
電圧は240V、周波数は50Hzです。日本国内用の電化製品はそのままでは使えないため、変圧器が必要です。
プラグコンセントの形状は、3本足のBFタイプが一般的です。
ビデオ方式 / DVD方式
イギリスのテレビ、ビデオの出力方式はPAL方式。一方、日本はNTSC方式のため、イギリスで購入したDVDソフトは、日本の一般的なビデオ・プレイヤーやDVDプレーヤーで見ることはできません(PAL対応機種なら可)。
DVD内蔵パソコンは通常PAL出力対応のため、DVDソフトの地域コード(Region Code)が日本と同じ「2」ならば、再生することができます。
ブルーレイの場合は、ヨーロッパの地域コードが「B」であることに対して日本の地域コードは「A」と異なるため、一般的なブルーレイプレーヤーでは再生できません。
イギリスの水道水は、硬水の場合が多いようですが、通常はそのまま飲むことができます。不安な方はミネラルウォーターを。炭酸なし(Still)と、炭酸入り(Sparkling)のミネラルウォーターがあります。スーパーで500mlは£1前後。
基本マナー
【喫煙】16歳未満のタバコの購入は禁止されています。公共の屋内空間、パブを含む飲食店でも禁煙です。
【飲酒】イギリスでは18歳未満の酒類の購入は禁止されています。
【一般マナー】エスカレーターは右側に並び、左側は空けます。
通貨 / 貨幣
通貨単位はUKポンド(GBP)(£)。補助単位はペンス(p)。
紙幣は£5、£10、£20、£50の4種類。硬貨は1p、2p、5p、10p、20p、50p、£1、£2です。
£1=100p≒188.06円(2023年11月15日現在)。
※スコットランドや北アイルランド、マン島では独自の紙幣を発行していますが、イングランド銀行発行の貨幣と同等の価値があり、イングランドでも使うことができます。
お金事情
【両替】
銀行および「Bureau de Change」という看板がかかった両替所で両替できます。空港や大きな駅の構内、駅周辺などで多く見かけます。
【クレジットカード】VISA、MasterCard、アメリカン・エキスプレス、JCBなどは、ATMでキャッシングも可能。
チップについて
レストランやホテルなどの料金にはサービス料が含まれていることもあります。常にチップを払う必要はりません。
ただ、快適なサービスを受けたと思ったら、チップを。
【タクシー】料金の10~15%くらいが目安。
【レストラン】サービス料が請求されない店では、10~15%くらいが目安。クレジットカードの場合は伝票の合計額にチップ相当額を自分で書き足して支払うことができます。
【ホテル】ベルボーイやルームサービスなどは、1回につき£1が目安。
税金
イギリスの商品には「VAT」と呼ばれる付加価値税が20%かかっています。旅行者は、手続きをすることで、この税金から手数料などを引いた額を還付させることができます。免税を受けるには、免税の対象店(Tax Free Shopの表示がある店)で書類を作成してもらい、出国時に税関に提出すれば、払い戻しを受けることができます。ただし、ホテル代や飲食代の分は還付されません。
ビジネスアワー
一般的な営業時間の目安は以下の通りです。
【銀行】月~金曜は9:30~16:30。土・日曜、祝日は休業。
【デパート】月~土曜10:00~18:00または19:00。休日は日曜、祝日。最近は日曜も営業する店もあります。
【ショップ】月~土曜10:00~18:00または19:00。休日は日曜、祝日。最近は日曜も営業する店もあります。
【レストラン】朝食9:00~11:00、昼食12:00~14:30、アフタヌーン・ティー15:00~17:00、ディナー17:30~23:00頃。
【パブ】月~土曜11:00~23:00、日曜12:00~22:00。